モリンガの栄養を摂取するなら、葉がいちばん!
モリンガは、そのほとんどの部位が食用に利用できる非常にすぐれた植物です。
中でもモリンガの葉は、他の部位に比べて最も栄養価が高く、ビタミンB、ビタミンC、プロビタミンA(β-カロテン)、ビタミンK、マンガン、タンパク質などが特に豊富です。
●モリンガの栄養を摂取するなら、葉がいちばん!
また栄養の種類もとても多く含むために、多くの野菜を調理するのと比べても、モリンガ1種類で栄養が足りてしまうのです。
「手軽に栄養摂取できるモリンガ茶」
手軽にモリンガの葉の栄養を摂取するなら、お茶で飲むのがオススメ。
最近は、日本でもモリンガのお茶がティーバッグやパウダーで発売されています。
ただし、熱すぎる熱湯でお茶を作ると、モリンガのビタミン・ミネラルが壊れてしまいます。
水出しやぬるま湯で飲んだほうが、栄養素は壊れにくいのです。
「葉は料理にも使えます」
もともとモリンガはインド北西部~ヒマラヤ南部が原産の植物ですが、東南アジアなど熱帯・亜熱帯の地域で自生しているのをよく見ます。
またこれらの地域では、葉は野菜として、スープなどに調理して食べられます。スーパーに行けば、モリンガのティーバッグが売られています。
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写真キャプション「スリランカで販売されているモリンガのティーバッグ」
「栄養まるごとサプリメント」
モリンガの葉の栄養がそのまま含まれているサプリメントも、栄養補給に最適です。
ただし、なるべく添加物が少なく、栄養素の摂取上限考慮されたものを選びましょう。
「注意点:過剰摂取に気をつけましょう」
また、アフリカやインドネシア、フィリピンでは、モリンガの葉は母乳の出を良くすると信じられており、授乳中の母親に与えられるそうですが、これには少し注意が必要です。
モリンガの葉の成分のビタミンAは、成人の摂取量上限が2700IUです。
小さじ一杯で同等の量を摂取してしまいます。
妊婦の場合は、上限が5000IUとされていますが、それでも摂取しすぎないようにする必要があります。