モリンガの産地オススメ
モリンガ(学名:Moringa oleifera Lam.)は、
インド北西部のヒマラヤ山脈南麓が原産地で、
半乾燥・熱帯・亜熱帯の地域で広く栽培されています。
日光や高温を好み、乾燥地帯に特に向いていて、
雨水だけで成長することができるので、育てるのも楽です。
「モリンガの名称(語源)」
その名称も、各地で異なる名で呼ばれています。
モリンガという名は、もともとはインドのタミール語の
ムルンガイ(Murungai:捻じれた莢(さや)の意味)から来ています。
今でも、インドやスリランカでは、
「ムルンガイ」「ムルンガ」などと呼ばれています。
「モリンガの生産地・栽培地」
モリンガの最大の生産国はインドで、その中でも、
アーンドラ・プラデーッシュ州が、次いでカルナータカ州、
タミール・ナードゥ州が最大の生産量になります。
すべてインド南部の地域です。
インド以外では、アフリカ、アジア、中南米、
オセアニアの各地で生育しており、フィリピンや台湾では盛んに栽培されています。
(キャプション:フィリピンで生育するモリンガ)
また最近は、日本国内でも沖縄などの南方で栽培されています。
ただし気候条件としては、日本国内はインドや東南アジア諸国には
モリンガの栽培には最適とはいえない状況です。
ハワイでも栽培が始められていますが、実績としてはまだ短いものです。
「各地のモリンガの違い」
各産地によって、気温などの違いにより、
モリンガに含まれる栄養価はかなり異なります。
豊富な日光をより多く浴びたほうが、高い栄養価を持つのです。
日本では近年、フィリピンのオーガニック認証農場で作られた
モリンガなどが販売されており、国内で入手できるモリンガとして人気です。
栄養価の高さから、フィリピン産のモリンガがオススメされていることも多いです。
また日本の工場と提携を結び、衛生管理での安全面も強調されています。
輸入に頼ることの多いモリンガのため、日本国内では高めの値段になりますが、
生産地の国では、食用としてなどとても安い値段で売られています。
(キャプション:インド/タミール・ナードゥ州の、モリンガを添えた料理)
暖かい国へ旅行する機会があれば、ぜひその地で売られているモリンガや、
その料理を試してみることをオススメします!